かの有名な「ピーターパン」の絵本は、
ピーターパンとの別れ際にウェンディが漏らす
こんな台詞で幕を閉じます。
「私は、大人になっても きっと
アナタのことを 忘れないわ。」俺は、昨夜、長男坊のためにピーターパンの絵本を読み聞かせてて
このラストで胸がシメつけられる想いでした。
いや、ほんと、マジで。ちょっと泣きそうになりましたよ。
いつのまにか、オトナになってしまった俺には
なんとなく想像ができてしまうからです。
この台詞の向こうにある未来が。
たとえば、昔付き合っていた恋人と交わした約束だとか。
子供の頃、とても大切にしていた宝物のオモチャだとか。
そういった大切な思い出だって、時が経つにつれ、やがて
だんだんリアルには思い出さなくなっていくという事実を
俺はもう充分すぎるほど知っているのです。
おそらく、ウェンディもやがてイッパシの大人になって
恋をしたり、挫折を経験したり、かけがえのない時間を積み重ねてく中で
いつしか、めったな事では、ピーターパンのコトを思い出すことなど
無くなっていくのだろうと思います。
そして、それはちょっと寂しいことのような気もするけれど、
でも、オトナになるというのは、そうやって知らぬ間に失くしてしまった
落としモノの数が増えていくというコトに過ぎないのかもしれないな。
と思ったりもするのです。
- 1999/02/27(土) 00:00:00|
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